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​海苔焙炉
​―Nori hoiro―

海苔焙炉|大屋工務店.jpg

​海苔焙炉

苔焙炉(ほいろ)とは、炭火で海苔を温める道具のことです。

お寿司屋さんの親方からのご依頼で、「焼きたての海苔に限りなく近い状態で、お客さんに食べてもらいたい」との想いから、

大屋工務店 大工オリジナルの海苔焙炉を製作しました。

代々、海の町で続くお寿司屋さんなので、

地先の海にいる「海鳥」と、かつて見られた風景である「和船と小波」を箱の側面に彫刻しました。

「透かし彫り」という木を貫通している彫り方を用いており、箱の中でよく炭が燃えるための酸素の取り入れ口の役も果たします。

 

箱に使う木は、樹齢380年以上の山武杉と滋賀県の杉。

炭入れ部の引出しの引手金物は、銀製の梅がデザインされたものを。

繊細な作りで、箱全体をお洒落な雰囲気にしてくれます。

炭によって温められた海苔の良い香りに包まれながら、箱を眺め、お食事を楽しむ。

贅沢なひと時を過ごせそうです。

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